ご存知の通り、可視光線の波長範囲は380nm~760nmで、これは人間の目で感じられる7色の光、つまり赤、橙、黄、緑、青、紫に相当します。しかし、この7色の光はすべて単色です。
例えば、LEDが発する赤色光のピーク波長は565nmです。可視光線のスペクトルには白色光は存在しません。白色光は単色光ではなく、様々な単色光が混ざり合った光だからです。太陽光が7つの単色光で構成された白色光であるように、カラーテレビの白色光も赤、緑、青の3原色で構成されているのと同じです。
LEDから白色光を発するには、その分光特性が可視スペクトルの全範囲をカバーしなければならないことがわかります。しかし、現在の技術条件下では、そのようなLEDを製造することは不可能です。可視光に関する研究によれば、人間の目に見える白色光は、少なくとも2種類の光の混合、すなわち2波長光(青色光+黄色光)または3波長光(青色光+緑色光+赤色光)が必要です。この2つのモードの白色光には青色光が必要であるため、青色光を取り込むことが白色光製造の鍵となる技術、すなわち「青色光技術」となり、大手LED製造企業が追求しています。世界でも「青色光技術」を習得しているメーカーは少なく、中国における白色LED、特に高輝度白色LEDの普及と応用には、まだ途上にあります。
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投稿日時: 2024年1月29日